ユーザー理解(検索意図)について
ユーザーを何よりも理解することが収益への道
対人ビジネスにおける発信の目的は『ターゲットの心を動かすこと』です。ブログ運営、オンラインビジネス、ウェブマーケティング、個人ビジネスなどいかなる収益化フェーズにおいても、人の心を動かせなければ、集客・販売はできません。
そのためにはまず
- ターゲット(ユーザー)を誰よりも深く知ること、
- そしてそのターゲット(ユーザー)がどのような流れでこちらが望むアクションを起こすのかを描く
というこの2つが必須となります。
これこそがユーザー理解であり、検索者の考え(検索意図)をひも解く鍵となります。
ブロガーは上位表示を取りたい、アクセスを集めたい気持ちがあるのはわかりますが、読み手 (検索者)の気持ちを無視して独りよがりのKWを並べただけのタイトルや、質や読みやすさを度外視した記事を量産しても望む結果は得られません。
大切なこと
- 徹底的なユーザー目線で記事を書く(ユーザーファースト)=検索者の目線に立つ
- 検索者が何を考え、どのような行動をとって、記事に辿り着くのかをイメージする
検索者の記事に辿り着くまでのジャーニー(流れ、フロー)を知ろう
検索者がそのネタに興味、関心、疑問を持って、実際に「検索」をして記事に辿り着くまでの一連の流れを理解しておくことが、検索意図を読み解く鍵となります。
つまり、これを習慣つけることができればおのずとアクセスを集める記事を書くことができるようになります。
検索者の「心理変化=マインド」の図解
01.情報に触れる
まず検索者のジャーニーは何かしらの情報に触れるところから始まります。情報に触れるからこそ、「疑問」や「知りたい」という欲求が生まれるわけです。
当たり前のことですが、検索需要というのは「人が情報に触れる場所(媒体)」で生まれている。ということになります。
それは言い換えれば、わたしたちが記事ネタを探す時にチェックするべき場所(媒体)だということですね。
では現代人のわたしたちが、情報に触れる場所とはどこになるでしょうか。それは言わずもがな、「テレビ、インターネット、SNS」が主流ではないでしょうか。
この3つのメディアについて特徴を掘り下げていきましょう。
テレビ
一番多くの人の目に触れるのがテレビです。老若男女を問わず世の中に大きなトレンドを生み出す力を持ちます。
インターネット
とにかくいつでもどこでも、見れる、読めるのがインターネット。暇つぶしや移動中の隙間時間など、時間帯にかかわらずこまめに目を通す人が多いのが特徴です。
SNS
そしてSNSは話題の源泉となるメディアです。昨今の大きなトレンドが生まれる流れは大抵、SNS上で話題になったことが→ネットでまとめられ→ある程度メジャーになったらテレビにも取り上げられる、というものです。
02.気になる
人は基本的に、非常にめんどくさがり屋です。
多くの情報は知らなくても生死に関わる問題ではないですし、検索するという行為自体も本来は非常に面倒くさい行為なのです。
それでも人がわざわざ検索するのは、面倒くさいよりも「!!!!!!」=衝撃・驚き・欲求が勝った時、つまり「めちゃくちゃ可愛いやん!(関西弁)」とか「えええ、、?!マジ?」など、人の心が強く動いたり、知りたいという強い欲求が生まれた時と言えます。これをトリガーと言います。
つまりどうしても検索したくなるような衝動を起こさせるものを「検索トリガー」と呼ぶわけですね。
記事ネタを探す時には、この「!!!!!!!」が大きいネタほど、検索需要が高くなりやすい、ということをまず大前提として理解しておきましょう。
ですから、まずはあなた自身が「知りたい!」「気になる!」と思えるかどうか、これはネタ選びの際の非常に大きな判断基準となりますよね。
中条あやみの事務所はテンカラット所属、みたいな毒にも薬にもならないことを人はわざわざ検索しようとは思いません。
「極楽とんぼの山本が30歳以上年下の元AKBの女の子と結婚??」
いう世間の男子(や女子も)がざわつくような衝撃のニュースだからこそ、人は興味が湧き、検索してみようと思うのです。
03.検索する
ということで、面倒くささよりも欲求(トリガーの強さ)が勝った時に人は初めて検索します。
ではあなた自身が実際に検索するときのことをイメージしてみてください。
中条あやみの熱愛スクープに触れた時に、「中条あやみ 熱愛」と調べる人はあまりいないのではないでしょうか?
その事実自体はすでにニュースやネット記事で目にしているので、検索するのは「そのニュースを受けて気になったこと」のはずです。つまりその先の「中条あやみ 熱愛相手」とか「中条あやみ IT社長」などです。(相手は誰なんだということを知りたい人はそう検索するでしょう)
また、ご自身でスマホ検索するとしたら、「中条あやみ 熱愛相手 ITベンチャー企業 Avic社長 市原創吾 誰」みたいにキーワードを5つも6つも入れることもまずしませんよね。
めんどくさがり屋な人であれば「中条あやみ」と1単語だけ打ち込んで、検索サジェストに表示される「中条あやみ 彼氏」を選んで再検索する。
普通であれば検索キーワードは2つ、多くても3つが限度ではないでしょうか?
ということは、わたしたちのキーワード選定(自分の狙う検索キーワード)は2つ・3つの範囲で行う、それもサジェストや虫眼鏡に表示されるキーワードの中から行うべきであるということです。
さらには、検索をするうちに、より精度の高い情報を求めて検索キーワードが変わっていくこともあります。
例えば、「中条あやみ 熱愛相手」と調べていても、熱愛報道の記事ばかりが出てくる。
でも検索するうちに、相手の名前は「市原創吾」だということがわかり、「市原創吾 プロフィール」と検索し直す、ということは多々ありますよね。
ということで記事作成の際は、
- 情報・ニュースを受けて人々はどんなことを知りたいと思うか
- その時にどんなキーワードで検索するか
これをきちんと検索者の立場に立って、徹底的に考えましょう。
そして検索と言えば、YahooやGoogleは当然ですが、情報に触れるタッチポイント(接点)からしてもTwitter検索は多く使われるので、キーワード選定にはこの3つに目を通しましょう。
チェックすべき検索媒体
- Yahoo検索
- Google検索
- Twitter検索
04.選ぶ
検索した後には、必ず、検索結果の中から読みたいタイトルを選ぶという行為が発生します。
この時に、検索者は検索結果一覧に並んだタイトルの中から、
- 自分が知りたい情報が詳しく書かれていそうな記事か
- 知りたいこと+@に触れられていてより読みたいと思える記事か
ということを1秒にも満たないような一瞬のうちに判断してクリックしているということです。つまりタイトル作成の際に一番大事なことは、そのキーワードで検索している人が知りたいと思っていることがズバリ書かれている、ということが一瞬でわかりやすく伝わるかどうかということです。
よく狙うキーワードを左から詰めろ、と僕もアドバイスさせていただきますが、その本質はココにあるということです。(日本人は左から文字に目を通します)
その上で、現在上位表示されているタイトルと比較される前提でタイトルを作るということ。
05.読み進める
ということで、読みたい記事を決め、実際にそのサイトに移動した後検索者はどのような行動を取るでしょうか?
サイト全体のデザイン性がある程度整っていることは最低条件で、(僕が有料テーマをおすすめするのはそのため)自分の知りたいことがきちんと書かれている、もっと言えば、写真なども含めて読みやすくテンポ良く記事がまとまっていたらある程度までは読み進めますよね。
一方で少しでも読みづらさを感じたり、なかなか自分の知りたいこと(結論)が出てこなければ即検索結果に戻り他の記事を読むのではないでしょうか。
だって「この記事でなくてはいけない理由」は特になく、他にも山ほどいる候補に移ればいいだけの話ですから。
ということでブログ初心者の方に特にはっきりと認識して欲しいのが「記事はまず最後まで読まれない」ということ。
製作者側からしたらやっとの思い出自分の記事にたどり着いてくれた検索者ですが、そんなこちら側の苦労などつゆ知らずです。検索者はいとも簡単にサイトから離脱するということを覚えておきましょう ^ ^ ;
検索結果に上位表示されて、良いタイトルをつけて自分のサイトに多くに人が来てくれても、読み進めてくれないことには広告も表示されませんし、クリックされることもありません。
ですから検索者が、
・あ、もともとあの会社サイバーエージェントにいた人なのね!
・元々は普通の平社員だったのに一念発起して起業したんだ〜
・お、中条あやみのこんな記事もあるんだ、ついでに読んでみよう
と、知りたいことや興味があるであろう情報がテンポ良くまとめられるように、記事の起承転結(構成)を考えて記事を書いていきましょう。
これは僕がブログ執筆で実際に作成して作業に落とし込んでいた記事構成のテンプレです。一つの参考にしてください。↓
記事を作成するとは検索者ジャーニー(ユーザー心理)を追いかけること
ということで、実際に検索者が情報に触れてから検索という行動を起こし、自分のブログ記事を読み進めるまでのジャーニー(流れ)考えてみました。
そしてあなたがこれから行う記事作成とは、この検索者の意図、心の動き(流れ)を順番に追っていくことにほかなりません。
人々が情報に触れる場所(媒体)から記事ネタを探し、その中で多くの人が気になるであろうネタを選ぶ。
そして実際の検索キーワードを考えて、検索者に選ばれるであろうタイトルを作り、彼らが知りたいであろう情報をコンテンツとしてまとめていく。
ぜひ無意識でもこの検索者ジャーニー(ユーザーの心理の流れ)にそったものの考え方、判断の仕方ができるようになるまで、繰り返しこのカリキュラムを見返すようにしてください!