GDPRメッセージの設定方法
アドセンス画面の上部に、欧州と英国のユーザーに広告配信するパブリッシャー様は、、、CMPをご使用に、、とかGDPRのメッセージ設定を、、とか難しそうな通知が届いていると思いますが、こちらの意味を簡単に説明すると「個人のプライバシーを守るための法案ができたので、googleでもそれに対処が必要になりましたので、あなたも〇〇してください」という意味ですね。
具体的には、「ネットユーザーのcookie(履歴)を商用利用するのはプライバシーの侵害になるよね。」という社会の声が欧州から始まり、その流れが世界中に広がってきて、FacebookやGoogleなどの広告運用全般の企業やそのパブリッシャー向けに現在進行形で規制が強化されてきている。ということです。
そこで、ユーザーへの広告配信がしっかりと透明性を持って行われていることを証明するために行うのが「GDPRメッセージの設定」となります。日本国内だけのユーザー向けにメディア運営をしている場合は直接的には関係がないので設定は必要ないのですが、海外で活動されている方や場合によっては欧州の方も閲覧する可能性はゼロではありませんので、この際サクッと設定を済ませておきましょう。
ここでの考え方ですが、「自分は日本にいるから関係ない」という視点ではなく、欧州発信の規制であれ、それがやがて欧米そして日本と流れてきている界隈の動きですので、Googleというグローバルな企業そしてオンラインという世界にリンクしたビジネスであれば、やがて日本でもスタンダートになるだろうし、googleの意向にそった対策をしておくことが、自分の将来的なビジネスの安定(成果)につながるだろうという想像力が大事です。ですから、こうした面倒臭いような設定も理解した上で、細かく対応しておくにことしたことはありませんよね。
補足
設定をするタイミングによっては人によって設定画面が異なる場合がありますが、基本的に操作自体は違いはありませんので、「管理」というところからページに入り、各設定にお進みください。
アドセンスのアカウントページ上の「プライバシーとメッセージ」のところで、GDPRの設定以外にも、
- 「CPRA設定」
- 「広告ブロックによる損失収益の回復」
という項目がありますがそちらについても説明と対策をお伝えしておきます。
CDPR
CPRAは欧州のアメリカ版ですね。同じようにやれば設定できるのでしておきましょう。
広告ブロックによる損失収益の回復
「広告ブロックによる損失収益の回復」というのは、ユーザーによっては広告ブロッカーという拡張機能(ツール)を使って広告を非表示にしている人がいますが、その人たちに「広告表示しなくていいんですか?」と広告みたいなポップアップ画面を見せて、広告の再表示を促すというものです。でもこれってユーザーからするとすごく鬱陶しいですよね。なのでこれは%としては少ないでしょうし、UIを考えると設定はしていなくてそのまま放置で大丈夫です。