複数社の広告を使うメリットとデメリット
複数社の広告を使うメリット
収益性がUPする可能性が高い
複数社の広告を使用するとアドセンスのみで運用している時よりも収益性のUPが見込めます。
数年前までは「クリック報酬方の広告=アドセンス一択」という状況でしたが、最近では多くの会社がネット広告に参入してきています。
中にはアドセンスに匹敵、それ以上の単価をつける会社も出てきています。パフォーマンスの高い会社の広告を導入することで収益性アップが見込めます。
ほぼアドセンスのみで運用していた時と、複数社の広告を使用してからの月収の変化はPV数が21%増だったのに対して、収益が50%増となるケースもあります。
このように目に見えて大きな差が出てくることもあるのが複数社の広告を回す最大のメリットと言えるでしょう。
リスクヘッジになる
アドセンスの広告サービスを使用する際には
- クリック単価悪化のリスク
- アカウント停止のリスク
が存在します。
クリック単価は時期や経済の状況によって日々変化していきます。もちろんアドセンスに限った話ではありませんが、1社のみの広告に頼る状況はクリック単価の変動の影響をモロに受けることになりますね。複数社を運用することは、変動のリスクを分散させることに繋がります。
またアドセンスのポリシー違反で広告が使えなくなると、これまでは「ブログで収益化することを諦めざるを得ない」ということを意味しましたが、今では他の会社の広告を使うことで収益を伸ばすことができます。
1社に依存しないことで精神的に安定する
複数社の広告を運用するメリットは数値的なものだけではありません。
アドセンスだけを運用している時に比べて、精神的に安定したと言われる方も多いです。
アドセンスのみに頼っている状態だと、クリック単価が落ちたら収益がガタ落ちして、それを補うために大量のアクセスを集めなければならない、と不安や焦りに襲われる人も多くなることは想像できますよね。
けれども複数社の広告を運用すれば、それぞれでカバーし合えるので、1社の単価の変化の影響を受けにくくなります。(全く影響を受けないわけではありませんが)
複数社の広告を使うデメリット
サービスが突然終了する可能性もある
最近は多くの企業がネット広告に参入していますが、Google以上に大きい企業、安定している企業はありません。
業績が悪化すれば、いきなりクリック単価が下がったり、サービスが終了する可能性だって普通にあります。
アドセンス以上の数値が出ていた会社がいきなりサービス終了・・なんてことも過去に実際に怒っています ^ ^ ;
もちろんアドセンスも今後終了する可能性はゼロではありませんが、他の広告会社の方がリスクが大きいのは確かです。
だからこそ、1つの広告会社に依存しない状況を作るのは大事ですよね。
集積性が落ちる可能性もある
複数社の広告を使用するからといって「必ず収益が上がる」わけではありません。
使用する広告によっては収益はSEOに悪影響を及ぼす可能性があるものもあります。
だからこそ「常にテストする」姿勢を大事にしていきましょう。そして数値に何かしらの変化などがあればすぐに発見できるようにいつもアンテナを貼りながらこまめにチェックをする習慣をつけましょう。
複数社の広告を使う前に理解しておくとよいこと
ここまで複数社の広告を使うことについて解説してきました。
ただ広告運用で収益率を上げるのは、ブログ収益化において「単なる補助的な役割」でしかありません。
ブログ収益化で一番大事なのは、サイトにアクセスを集めることです。
収益性の高いサイトを作っても、そもそもアクセスが来ていなければ収益は上がっていきませんし、その後の検証や改善もできません(アクセスの分母がなければデータも正確にとれませんので)
また広告会社によっても、月間30万PVや100万PVを審査基準にしたりと「ちゃんとアクセスが集まっている会社に広告を出したい」と考えています。
ですから、まず集客に力を入れつつ、広告についてはある程度PVが集まってから改善に取り組んでいきましょう。
記事を書くことそっちのけで取り組むものでもないので、集客ありきのものだと理解しておきましょう。